ふぅ。やっと終わりました。一年がかりのリベンジマッチが。
皆さまおはようございます。こんにちは。こんばんは。
2023年10月29日に,令和5年中小企業診断士二次試験を受けてきました。
令和4年の試験では不合格という結果となり,今回はリベンジマッチです。不合格という結果を受けて,なぜ届かなかったのかを自分なりに分析しました。その結果,そもそもの知識不足や解答プロセスが出来上がっていないこと,財務会計の能力不足が考えられました。
そこから事例Ⅰ~ⅢはTBCで底上げし,事例Ⅳは簿記二級を取得したり遠藤塾で一から学びなおしておりました。
さて,結果はいかに!!!
試験当日
私は試験前日に「大阪ジョイホテル」に前乗りしました。この大阪ジョイホテルは,R4年の二次試験で泊まり,R5年の一次試験で泊まったことから,今回が3回目。いわゆる三度目の正直というやつです(笑)
当日の天気は良好。最高の試験日和です。ホテルを出る前には,「よっしゃいくぞ!絶対合格や!」と叫んでおりました。元野球部なので気合十分です!!(笑) 実は夜寝る前に窓を開けて叫ぼうかと思いましたが,勇気が出ずやめておきました・・。
願掛けの意味もかねて,近くの神社にお参りに行きました。頭と心には何の邪念もなく,とても落ち着いていたことを覚えています。しいて言うならば,早く試験を受けたい。それぐらいでした。
じゃあ,試験受けてきますね。
やばい,いろいろとやらかしてもうた・・。
全事例の総括
一番の印象としては,過去問だけやっててもダメだなということです。
少し前までの試験では,世間の2歩後ろくらいを試験が歩いているような印象でした。現代に提案しないであろうBBSが回答要素に含まれていたり,ふぞろいでよく見るキーワードマシマシでは対応できないなと感じました。
私も過去問重視でやってきた人間なので,「過去のこの知識使えそう」という問題がありませんでした。それよりも今の世間で起きていること,すなわちビジネスのアンテナを張り巡らせておくべきだったなと反省しました。
過去問で解答プロセスや根拠の使い方などは鍛えられますが,世間のビジネスがどう動いているというキャッチアップができていませんでした。本試験まで余裕もあったので,白書などの成功事例に目を通しておくべきだったなと。
まぁそんなことを今嘆いてもしょうがないので,本試験会場ではできることを淡々とこなしました。
次に事例ごとの所感です!
事例Ⅰ
「蕎麦屋のM&A」
最近の試験では事業承継ネタが多かったことから,次出るならPMIじゃないかな?という予想や,次の職場がM&A関連の企業ということから少し目を通していました。
できた出来ていないは別にして,何を書いたらいいのかわからない。という現象は防ぐことができました。スタートとしては上々かな??
ただ問われ方が抽象的過ぎたので,制約条件を外していないかがとても心配です。特に「留意点」。
あとは与件文章が長く,読むのにかなり苦労しました。
事例Ⅱ
「野球用品店」
これも与件文が長すぎる。22段落は鬼だ。
けど野球を長年やってた私にとって,今回の事例企業は有利か??
全然そんなことありませんでした。野球をやってた私からすると,サブスクリプションや買取サービスは全く思いつきませんでした。
バット・グローブ・ユニフォームもすぐへたるのにサブスクなんて無理でしょう。って思っちゃった。あとは道具に愛着を持てず,大切にしなくなるのでは?いい道具を買ってもらったことが,子供の野球に対する動機付けになるのでは?と。
けど世間に目を向けると,今はサブスクリプションで道具を貸し出す時代なんですね!完全に時代遅れでした。
そして問われ方もかなりアバウトで,回答を書くのがとても難しかった。というか全然書けなかった。。。
ここで一気にメンタルえぐられました・・。
事例Ⅲ
「業務用食品製造業」
過去の事例Ⅲの中で一番難しかったんじゃない?
何が難しかったって,強みが見つからなすぎる。
後は今までの過去問で頻出していた改善策が封じられたなという印象。
もちろん事例企業に沿って回答するのが大事なんだけど,80分という時間制約の中では仮説も重要だと思います。その仮説を立てずらい作問だったなと思います。与件文をしっかりと丁寧に読まないと回答まで導出できませんでした。
あと最終問題の留意点はよくわかりませんでしたねぇ。
TBCの演習や模擬試験では事例Ⅲの点数がかなり安定しておりましたが,完全に裏を突かれた印象。
メンタルえぐられました×2。
さぁ,去年のリベンジ事例Ⅳです!
事例Ⅳ
「化粧品・サプリメントの企画・開発・販売業」
去年ボロボロにやられた事例Ⅳですが,今年は割と自信がありました。ケアレスミスさえしなければ,問題なく60点は取れると思って臨みました。
試験問題に目を通したところ,「いけそう」といういう印象でした。去年ほど訳が分からん問題ではなさそう。ただ,回答欄多いな?試験時間80分だよな?
そんな事例Ⅳでしたが,結論はケアレスミスのオンパレード。
CVPでは,固定費算出時の制約条件を無視していたり,なぜか少数第二位まで書いていたり。NPVでは運転資本を無視したり,極めつけは経営分析で一人当たり売上高を書いてしまったりと・・。
あれだけ試験前の休憩時間では,ケアレスミスを防ぐために注意していたのに。今までにないほどケアレスミスをしてしまいました。絶対解けないだろうという問題なら全然いいんですけど,今回のは解法が分かっていただけにかなり悔やまれます。相対評価なのに。。。
はぁ。もう一年ですか。。。こんな気持ちです。(笑)
ここまでは事例Ⅰ~Ⅳの感想です。
R4年の時は何が何だかわからない状況で受かればラッキーという感覚で臨んでいましたが,今年は必ず受かるぞと手ごたえを持ちながら臨んだ試験でした。
その試験で凡ミス多発してしまって,アセアセという感じです。実力だから仕方ないですが。
けど去年と一番異なる点は,あんまり一喜一憂していないということ。できた!できなかった。というのはもちろんありますが,なんか達観しているなと自分でも感じています。
あとは神のみぞ知る世界ということで,合格発表まで待ちたいなと思います。
さて,今から何しますか?
はい,二次試験も終わったということで,これからは次の職場に向けて勉強をしていきたいと思います。
M&A関連に携わるということで,今後は財務・労務・法務など幅広い分野を学ぶ予定です。未経験からの転職となりますので,まずはこの「事業承継・M&Aコース」から着手していこうと思います。
とにかく本試験受けられた方お疲れ様でした!
かなり高負荷で取り組まれていたと思いますので,まずは自分を労わってください。
はぁ。本当に受かっててほしい!!!!!!!
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